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プロフィール

山中 信彦 ヤマナカ ノブヒコ

所属部署名 人文社会科学研究科 電話番号
職名 教授 ■FAX番号
住所 埼玉県さいたま市桜区下大久保255 ■メールアドレス
■ホームページURL

プロフィール

兼担研究科・学部

教養学部 教養学科哲学歴史専修課程

研究分野

言語学(特に意味論及び語用論)

現在の研究課題

これまで扱ってきたテーマに共通することを要約するならば,我々が言語を理解する際に用いる知識や方略とはどのようなものであるかに関する考察ということになろう。下記論文のうち,(1)は〈場所〉を主語や目的語とする文型の意味解釈に動詞の統語的・意味的特徴や連想などが関わっていることを論じたもの,(2)は我々が多義的な構文を常識や文脈情報を用いていかにして一義的に解釈しているかに関する認知的モデルを提示したもの,(3)はある自白調書の内容の変遷を心理学的に了解しようと試みたもの,(4)は言語による間接的な脅迫と考えられる実際の例を発話行為理論に基づいて考察したもの,(5)は「まじめ」という語の使用の前提として,暗黙のうちに了解された,又は,文脈によって規定された何らかの価値基準が存在することを論じたものである。将来的には(2)で示した枠組を言語理解の諸相に拡張し,統一的な言語理解のモデルを構築することをめざしている。

所属学会

所属学会
日本言語学会
国語学会
計量国語学会
日本法社会学会
International Pragmatics Association
言語処理学会

学歴

出身大学院・研究科等
1987 , 東京大学 , 博士 , 人文科学研究科 , 中退
1986 , 東京大学 , 修士 , 人文科学研究科
出身学校・専攻等(大学院を除く)
1983 , 東京大学 , 文学部 , 言語学科 , 卒業
取得学位
文学修士 , 東京大学 , 修士論文「日本語における多義的な修飾構造の意味解釈」

研究職歴等

研究職歴
1990 , 埼玉大学教養学部助教授
1987 - 1990 , 埼玉大学教養学部講師

研究活動業績

研究業績(著書・発表論文等)

著書
世界の裁判 見て歩こう わたし流外国語上達法
幻冬舎(幻冬舎ルネッサンス新書) 201803
山中信彦

「まじめ」な日本の私――ことばにゆれる心と社会
明石書店 201103
ISBN:978-4-7503-3364-9
山中信彦

論文
Prototype-based pragmatics of confessing
International Review of Pragmatics,16(1):110–147 2024
Nobuhiko Yamanaka

比喩の観点からみた「告白行為」動詞の通言語的考察
日本語用論学会第25 回大会発表論文集(18):146ー153 2023
山中信彦

プロトタイプに基づく告白の語用論
日本語用論学会第22回大会発表論文集(15):161-168 2020
山中信彦

多義性
日本語学会編『日本語学大辞典』東京堂出版:599‐600 2018
山中信彦

人はなぜ人の役に立ちたがるのか――新聞記事コーパスに基づく言説の考察――
河正一・島田雅晴・金井勇人・仁科弘之編『仁科弘之教授退職記念論文集 言語をめぐるX章――言語を考える、言語を教える、言語で考える――』埼玉大学教養学部・人文社会科学研究科:259-270 2017
山中信彦

書名の言語学――国立国会図書館サーチに基づいて――
計量国語学,30(1):14‐31 2015
山中信彦・毛愛涛

The Resolution of Ambiguities in Coordinate Noun Phrase Structures in Japanese: a corpus-based study
埼玉大学紀要(教養学部),48(2):219‐255 2013
Nobuhiko YAMANAKA

質問紙調査に基づく「慇懃無礼」の意味論と語用論 原型とポライトネスの観点から
計量国語学,第28巻(第4号):125‐152 2012
河正一・山中信彦

「まじめ」の多義性と経年変化
明治書院,上野善道監修『日本語研究の12章』明治書院:266-279 2010
山中信彦

「まじめ」の原型意味論――大学生質問紙調査に見られる規範意識――
国立国語研究所,日本語科学,24:31-53 2008
山中信彦・安田美幸

コーパスに基づく自然言語の多義性の語用論に関する基礎研究
埼玉大学総合研究機構,総合研究機構研究プロジェクト研究成果報告書(5(18年度)):268-269 2007
山中 信彦

新聞記事コーパスにおける性暴力表現-「強姦」とその言い換え-
埼玉大学教養学部,埼玉大学紀要(教養学部),41(2):165-226 2006
山中信彦

いわゆる「若い男と女」の多義性について
ひつじ書房,山田進・菊地康人・籾山洋介編『日本語 意味と文法の風景』:257-273 2000
山中信彦

『まじめ』の意味分析
武蔵野書院,『国語学』国語学会,191:98-110 199712
山中信彦

On Indirect Threats
Deborah Charles Publications,International Journal for the Semiotics of Law,22:37-52 1995
Nobuhiko Yamanaka

A Text Analysis of Confessions from Psychological Viewpoints:A Study of a Bribery Case
Deborah Charles Publications,International Journal for the Semiotics of Law,19:41-50 1994
Nobuhiko Yamanaka

自白調書のコミュニケーション論的分析
埼玉大学教養学部,埼玉大学紀要(教養学部),29:189-242 1994
山中信彦

自白調書の供述心理学的分析
日本法社会学会,法社会学(46):229‐233 1994
山中信彦

日本語の多義的な名詞修飾構造の解析
三省堂,『言語研究』日本言語学会,94:75-99 198811
山中信彦

場所主語文型・場所目的語文型と意味的要因
武蔵野書院,『国語学』国語学会,139:43-53 198412
山中信彦

学会発表
比喩の観点からみた「告白行為」動詞の通言語的考察
日本語用論学会 202211
山中信彦

プロトタイプに基づく告白の語用論
日本語用論学会 201911
山中信彦

書名の言語学――国立国会図書館サーチに基づいて――
日本語学会 201405
山中信彦・毛愛涛

慇懃無礼とポライトネス 質問紙調査による原型の実証
社会言語科学会,社会言語科学会第25回大会発表論文集:34-37 201003
河正一、山中信彦

教育活動実績

授業等

言語学入門 , 教養学部
言語学基礎演習 , 教養学部
言語学演習 , 教養学部
音声学 , 教養学部
日本語語用論 , 院・文化科学
言語学 , 教養教育