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プロフィール

福島 賢二 フクシマ ケンジ

所属部署名 教育学部 教育学講座 電話番号
職名 准教授 ■FAX番号
住所 埼玉県さいたま市桜区下大久保255 ■メールアドレス 迷惑メール防止のためアドレスの記載を停止しています。非常勤講師(集中講義を含め)や自治体の各種委員・研修講師(講演を含め)の依頼は、内容や趣旨さえ合致すれば可能な範囲でお受けします。埼玉大学教育学部事務室までご連絡ください。
■ホームページURL ※「子どもの生活を豊かに楽しくする授業研究会(生活授業研)は、基本的に隔月の第3金曜日の夕刻、福島研究室の主催で行っています。現在コロナ下で停止中です。参加希望の方は seihouken2021@gmail.com  までお問い合わせください。

プロフィール

兼担研究科・学部

教職大学院

研究分野

〈教育と社会〉学、教育行政学、教育哲学/研究分野は予め決めていない。対象に接近するうえで最も妥当な方法をとっている。関心があるテーマは、下記キーワードの通り。
キーワード:教育機会 , Capability(ケイパビリティ) , 平等 , 教育条件整備 , 教育の公共性 , well-being , 基礎教育保障 , ノンフォーマル(学校外)教育 , 共育 , 教師の専門性

現在の研究課題

教育と平等の関係について、英米圏の社会哲学の議論を援用して考究している。とりわけ「能力」というものをどのように把握するかに関心をもち、研究を続けている。 法制度的には、教育を受ける権利を保障するとはどういうことか、教育機会を保障するとはどういうことか、その実現形態と教育条件整備のあり方について考究している。単なる法制論や権利論ではなく、また抽象的思考に留まる原理論でもない、原理と制度(実践を含め)を架橋する包括的視点から研究している。 ここ数年は、(公立・自主)夜間中学、フリースクール、地域日本語教室、学習支援教室など「ノンフォーマル(学校外)教育」と学校教育の比較研究も行っている。 またウェルビーイング(well-being)や善き生(well-fare)の実現に、教育がどのように貢献できるのか、ケイパビリティ・アプローチを使って研究している。 さらに、新しい公共空間の生成と、その生成主体となる市民(シティズン)が、どのように社会(社会の中の学校)で、形成される(できる)かを、人の生活に着目して考究している。 価値教育について研究してきたアプローチから、学校の「道徳」の授業をシティズン育成の授業として再構成するための理論と授業づくりも必要に迫られて行なっている。
1、教育における平等の哲学的基礎づけと教育の公共性の定位
2、能力に応じた教育条件の整備方法についての研究
3.教育から排除されてきた/いる人の生き方(wellbeing)の観点から公教育システムを再構築する研究 
4,公教育における「価値教育(道徳教育)」の可能性についての研究

所属学会

所属学会
日本教育学会、日本教育行政学会、日本生活指導学会、基礎教育保障学会、〈教育と社会〉研究会
所属学会役員担当
2017 - 2019 , 日本教育学会 , 広報委員会委員
2016 - 2019 , 日本教育行政学会 , 研究推進委員会委員

学歴

出身大学院・研究科等
一橋大学大学院 , 博士後期 , 社会学研究科 , 総合社会科学専攻 , 単位取得満期退学
取得学位
修士(教育学)

研究職歴等

研究職歴
2016 , 立教大学文学部(全学教職課程) 兼任講師 (継続中)
2015 , 埼玉大学教育学部 准教授 (継続中)
2013 - 2015 , 琉球大学法文学部/教育学部 非常勤講師
2012 - 2015 , 沖縄国際大学総合文化学部 准教授
2011 - 2015 , 沖縄県立芸術大学 非常勤講師
2010 - 2012 , 沖縄国際大学総合文化学部 専任講師

研究活動業績

研究業績(著書・発表論文等)

著書
民主主義教育のフロンティア(「『民主主義の学習機会』としての道徳教育―ジョン・デューイとガート・ビースタの議論を手がかりにして」執筆)
旬報社:124-139 202103
ISBN:9784845116867
福島賢二、池谷壽夫、梅原利夫、児美川孝一郎、佐貫浩、中嶋哲彦、橋本紀子、堀尾輝久 ほか(全14名)

教職員の多忙化と教育行政の課題(第6章「教師の多忙・教育目的・教師の専門性」執筆)
福村出版:101-121 202010
ISBN:9784571101908
福島賢二、横井敏郎、石井拓児、雪丸武彦、油布佐和子、井深雄二、小川正人、青木栄一、佐藤仁ほか(全14名)

アクティベート教育学1 教育原理(第3章「公教育の組織化―教育を受ける権利を焦点にして」執筆)
ミネルヴァ書房:38-50 202003
ISBN:9784623088133
福島賢二、汐見稔幸、木村元、松下佳代、神代健彦、北詰裕子、上野正道ほか(全17名)

18歳選挙権時代の主権者教育を創る (第10章「『教育の中立性』批判と真理探究の実践の正統化」執筆)
新日本出版社:170-186 201606
ISBN:978-4406060356
福島賢二、佐貫浩、子安潤、今野日出晴(全12名)

沖縄で教師をめざす人のために  (第8章「公教育の原理」執筆)
協同出版:89-97 201507
ISBN:978-4-319-00275-7
福島賢二、上地完治、西本裕輝、梶村光郎、長谷川裕、上間陽子、吉葉研司、芳澤拓也 他19名(全27名)

図説 教育の論点 (3章6「新たな教師像を求めて」、8章2「学校選択をめぐるさまざまな試み」執筆)
旬報社:88-91、210-213 201012
ISBN:978-4-8451-1151-0
福島賢二、久冨善之、長谷川裕、山崎鎮親、上間陽子、小澤浩明、山田哲也、他21名(全28名)

学校の中の事件と犯罪3
批評社:55-60、65-70、121-126、138-143 200512
ISBN:4-8265-0362-8
福島賢二、柿沼昌芳、永野恒雄、江熊隆徳、田丸啓、他4名(全9名)

論文
「個別最適な学び」を通した教育機会の再考と教育行政の課題-アマルティア・センのケイパビティ・アプローチを手がかりに
日本教育行政学会年報(49):64-84 202310
福島賢二

多様性に根ざした「公正」としての「教育」活動の検討(第一部)-地球っ子グループ「てんきりん」の2021年の活動に着目して
埼玉大学紀要 教育学部,71(2):19-46 2022
福島賢二、芳賀洋子

私事の組織化論を教育の公共性論として発展させる
『教育』(教育科学研究会編)(910):60-67 2021
福島賢二

夜間中学の拡充政策過程からみる公教育制度の変容-「全国夜間中学校研究会」構成員の政策への関わりを中心にして
埼玉大学紀要 教育学部,69(2):41-66 202010
福島賢二

戦後道徳教育の議論の争点と実践的課題ー勝田守一の道徳教育論の批判的考察を通して
『季刊 人間と教育』(民主教育研究所編)(101):56-65 2019
福島賢二

社会的つながりから道徳教育を構想する
『教育』(教育科学研究会編)(861):37-43 201710
福島賢二

坪井教育行政学の継承と発展
愛知県立大学教育福祉論集(64):13-17 201601
福島賢二、松原信継、篠原岳司、辻村貴洋、藤岡恭子、二井豪、

「真理の代理人」としての教師の役割と使命
『教育』(教育科学研究会編)(836):26-31 201510
福島賢二

書評 宮寺晃夫 著『教育の正義論』
教育学研究 (日本教育学会編),82(1):3 2015
福島賢二

改憲と安倍教育改革の射程-教育を受ける権利と公教育制度の変容に着目して
『季刊 人間と教育』(民主教育研究所編)(82):30-37 201406
福島賢二

能力と教育における平等の分配原理-アマルティア・センのケイパビリティ・アプローチを手がかりに
唯物論研究年誌(唯物論研究協会編)(18):214-235 201310
福島賢二

戦後教育学における国家と教育-国民の教育権論を中心にして
『教育』(教育科学研究会編)(808):95-103 201305
福島賢二

補償教育の平等主義的陥穽と脱却への視座-『再分配』と『承認』の両立性に着目して
人間福祉研究紀要(沖縄国際大学人間福祉学会編),9(1):45-58 201108
福島賢二

教育における平等研究の視角-教育内在論からの脱却に向けて
総合学術研究紀要(沖縄国際大学総合学術学会編),14(1):71-87 201012
福島賢二

教育における差異と分配的正義のジレンマ-Martha Minowの「関係性」アプローチと竹内章郎の「共同性」論を手がかりに
教育学研究(日本教育学会編),77(1):1-14 201003
福島賢二

「参加民主主義」による教育機会の平等論の構築-I.M.YoungとK.Howeの「正義」・「平等」概念に着目して
日本教育行政学会年報(35):96-112 200910
福島賢二

教育機会の平等研究-再分配と承認をめぐる論争を手がかりにして
〈教育と社会〉研究(18):62-70 200810
福島賢二

教職の専門性概念の民主主義的基礎付け-Amy Gutmannの議論を手がかりにして
日本教師教育学会年報(17):52-61 200809
福島賢二

教育における機会の平等の一考察-能力概念に着目して
〈教育と社会〉研究(16):84-92 200610
福島賢二

学会発表
公教育におけるシティズン形成のための「価値」学習の設計 ―「関係モデル」としての道徳教育を手がかりに
日本教育学会第81回大会(於:広島大学) 202208
福島賢二

「民主主義の学習機会」としての道徳教育の創造―ジョン・デューイとガート・ビースタの議論を手がかりにして
民主教育研究所 民研フォーラム(ZOOM) 202106
福島賢二

「学習環境調査に基づく対話のある学校づくり」プログラムの開発ーガートビースタの民主主義論を通じて対話のあり方を考える
日本教育行政学会第54回大会(於:埼玉大学) 201910
福島賢二

「公教育」の組織化と主体形成ー学校教育と社会教育の交錯点としての夜間中学に着目して
日本教育行政学会第54回大会(於:埼玉大学) 201910
福島賢二

主体形成としての夜間中学の教育実践ー教材分析を手がかりに
日本生活指導学会第37回研究大会(於:大阪教育大学) 201909
福島賢二

教育における平等主義的分配事業の現状と困難-ある学習支援事業を通して
日本教育学会第77回大会(於:宮城教育大学) 201808
福島賢二

能力と教育における平等の分配原理
日本教育学会第72回大会(於:一橋大学) 201308
福島賢二

教育における差異と分配的正義のジレンマ
日本教育学会第69回大会(於:広島大学) 201008
福島賢二

教職の専門性概念の民主主義的基礎付け
日本教師教育学会第18回大会(於:工学院大学) 200809
福島賢二

教育機会の平等研究-再分配と承認をめぐる論争を手がかりにして
日本教育学会第67回大会(於:佛教大学) 200808
福島賢二

その他
「学習環境調査に基づく対話のある学校づくり」ハンドブック
「学習環境調査に基づく対話のある学校づくり」プログラム開発研究チーム(代表:坪井由実):42-45 202003

研究費

科学研究費補助金(研究代表者)
2024-2027 , ケイパビリティ・アプローチに基づく教育機会保障と教育条件整備に関する実証的研究 , 基盤研究(C)
2020-2024 , ケイパビリティ・アプローチに基づく学校外教育の効果測定と公教育システムのモデリング , 基盤研究(C)
2016-2019 , 新自由主義改革下における公正な教育の配分ルールと配分システムの構築に関する研究 , 若手研究(B)
科学研究費補助金(研究分担者)
2017-2019 , 公教育の共同統治を推進する分散型リーダーシップシステムと学習環境整備の開発研究 , 基盤研究(B)
その他公的資金
2016-2017 , ケイパビティ・アプローチに基づく「能力に応じた」教育条件の解明に関する実証的研究-夜間中学校を対象として,公益財団法人北野生涯教育振興会 研究助成金

教育活動実績

授業等

(教職大学院)〈教育-社会-環境〉基礎論
(教職大学院)子ども共育の理論と実践
(学部)教育学概説A(本質)
(学部)教育学概説B(制度)
(学部)道徳教育論/中等教育道徳論
(学部)教育社会学概説
(学部)教育社会学特講
(学部)演習(教育社会学)/ゼミ
(大学院)教育社会学特論
(大学院)教育社会学演習
(大学院)課題研究/ゼミ

社会活動実績

社会活動等

公開講座
2022-2022 , 新型コロナ感染症 市民セミナー(講演題目:新型コロナウィルス対応で浮かび上がった現代日本の学校教育の姿-保護者として、研究者として、その姿を考える)
2021-2022 , 教員免許更新講習 講師(選択必修科目:法令改正)
2020-2021 , 教員免許更新講習 講師(選択必修科目:法令改正)
2019-2020 , 教員免許更新講習 講師(選択必修科目:法令改正)
2018-2019 , 教員免許更新講習 講師(選択必修科目:法令改正)
出張講座
2024-2025 , 専修学校教員研修会 講師
2021-2023 , 専修学校教員研修会 講師
2021-2022 , 専修学校教員研修会 講師
2019-2019 , 埼玉県 学習支援ボランティア養成講座 講師
2019-2019 , 専修学校教員研修会 講師
講演会
2021-2021 , 外国ルーツの子ども達が力を伸ばすための 多様性豊かな教育環境づくり(地球っ子クラブ2000「⽣活者としての外国⼈」のための⽇本語教育事業地域⽇本語教育実践プログラム(A)) , 講演会講師(講演題目「教えるプロは教えない?-「教え」の呪縛からの解放」)
2019-2019 , さいたまユースサポートネットトークイベント(さいたま市生活困窮者学習支援教室の学生ボランティア活動で得られたもの) , ファシリテーター
2019-2019 , さいたまユースサポートネット主催シンポジウム , シンポジスト
学会・研究会の主催等
2022-2022 , 「生活(life)」から人間の育ちと学びをとらえ直すー創る・楽しむ・共生する,生活授業研究会・福島ゼミ 共催 , 企画者・主催者
学外審議会・委員会
2024-2025 , 地球っ子クラブ2000 , 運営委員
2023-2026 , 戸田市青少年問題協議会 , 委員
2023-2023 , 地球っ子クラブ2000 , 運営委員
2021-2023 , 戸田市青少年問題協議会 , 委員
2021-2023 , 地球っ子クラブ2000 , 運営委員
メディア・報道
2019 , 朝日新聞(日刊) , タイトル「委託先選定方法見直し さいたま市 子どもの学習支援事業」
2019 , 毎日新聞(日刊) , タイトル「学習支援事業が混乱 さいたま市 委託事業者を変更」